呪詛

‪そのままで君でいいんだよと人から何度言われても自分の首を自分で絞め続けてしまってその癖は昔から全然直らないので、ありのままの自分とかそのままのわたしとか、えっ全然ダメでしたけど嫌われてきましたけどえっありのままでいたら死ぬしかないんですけどって今まで読んできたけどクソ役に立たなかった自己啓発本でいつか全員殴ってやる‬

絶対的な自己肯定感を持つ人間の前でわたしにあるのは敗北だけだ。今日もジェットコースターのような感情の起伏に気付かないように買い出しを済ませた。何故食事をしなければ生きていけないのか。食を楽しむ人たちはなんて楽しそうなんだろう。アレが美味かった、今度はどこそこに食べに行こう、いつか食べたアレをもう一度食べたいなあ。わたしだって何も考えていない時、自分の内側にある深淵を覗いていない時には食事を楽しむことが出来る。でも一度、その深淵に手を掛け見下ろしてしまったとき、食事というものは一気に嫌悪感の塊となってしまう。

食べて何になるんだ、食べることは生きることだ。早く死に絶えてしまいたいと思う自分が怒り出す。口に物を入れ咀嚼する音も感覚も、吐き気以外何も感じなくなる。食べるということは、自分以外の物を内に取り込むことだ。なんでそんなことをしなくてはならない。汚い、ただその一言に尽きる。わたしのスペースに入って来ないで欲しい、それが食べ物だろうとも、わたしはもう放って置いて欲しいのだ。

自分一人で完結していたい。この気持ちは昔からある。いやいや、そんなんじゃ生きていけないよとお前は言うけど、食事の度に嫌悪感を堪え、他者と接し、役に立たない自分に泣き喚きながら毎日生活しているわたしはすでに死んでいるのだ。もう死んでしまったわたしにお前はまだ生きろというのか。

生まれたときから死んでいたんだ。努力しても叶わない、叶えられないことばかりが周りを囲い、逃げ道もなければ手助けもない。全部自分でやらねばならない、そうだってこれはわたしの人生だから。うるせえ、ほっとけ。